【連載:省エネ④-2】省エネ性能の高い機器を選ぶ

引き続き、省エネ性能の高い器具選びを考えていきます。

今一つは、普段の生活、習慣などで使われるエネルギー・光熱費が、家電製品を導入することでどれだけ省エネ効果があるのか、どのような商品分野を導入するとそもそも省エネ効果が高いのかを、つまり、「省エネラベルだけで判断するのではなく、そもそも、省エネ性能の高い商品にはどのようなものがあるのか」、について情報・知識として知っておくことが有効であるように思います。

効果が大きい商品の代表例として、具体的には、食器洗い乾燥機、、LED電球などです。

 

●食器洗い乾燥機の経済性

食後の食器洗いでは、水量を思った以上に使用しています。食器60点を手洗いした場合、およそ水を70~100Lを使用するそうです。これに対して、食器洗い乾燥機を使用した場合は約10L程度に抑えることができます(※)。非常に少ない水量で洗うことができます。

 

※『2016 家庭の省エネハンドブック』(東京都環境局地球環境エネルギー部地域エネルギー課)より

 

食器を洗う量にもよりますが、家族が多ければそれだけ食器洗い乾燥機の導入効果は高いといえるかもしれません。

 

●LED電球

60Wの白熱電球は、価格がおよそ¥100、寿命が約1,000時間と言われています。

これに対して60W相当のLED電球は、消費電力が10W前後、価格はおよそ¥2,000、寿命は40,000時間です。

 

LED電球の価格は白熱球と比較すると高いですが、消費電力は1/5~1/4、寿命も40倍。

一日8時間の使用で、1ヶ月30日間として電球代と電気代を考慮したコスト計算をすると、たしかにLED電球は購入時は高いですが、実は約25ヶ月(約2年)で元がとれる結果となります。LED電球の寿命は長いですから、長期的にみると経済的であることがわかりますね。

 

 

これらの他にも、効果の高いものとして、温水洗浄便座を「貯湯式」から「瞬間式」に交換すると、常時保温しておくエネルギーを省くことができますので経済的です。

 

また、これはお風呂のリフォームなどに関わってきますが、「保温性の高い浴槽」を選んだり、水量を無意識的に減らすことができる「スイッチ付きシャワーヘッド」などを選択すると、やはり効果は大きいようです。

 

次回は、最終回です。

住宅そのものを改良して省エネを目指すことを考えます

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