【連載:省エネ⑤】住宅の省エネ性能を考える
最後に、「住宅の省エネ性能」に注目します。
「住宅の省エネ性能」というとき、それは住宅温度の「断熱性能」と言い換えてもよいでしょう。断熱性能が高ければ高いほど、外の気温の影響を受けず、次のような効果を得ることができます。
・部屋間、部屋内の温度差が発生しにくい
・結露が抑制され、ダニやカビが繁殖しにくくなる
・結露による木材の腐朽や建材の劣化を防ぐ
・冷暖房の効きがよくなる
これらの効果から、「省エネ」「快適」「健康」「住宅が長持ち」の4つの価値を得ることが可能です。
断熱性能を考えるシーンとしては、「家を建てるとき」「リフォームをするとき」があります。その際、窓ガラス、サッシ、ドアを断熱性・気密性の高いものにしたり、壁や天井・屋根、床などの外気に触れる部分に断熱材を入れることで、断熱性能をアップさせることができます。
特に、リフォーム工事の中でも既存の窓の内側にさらに窓を取り付ける「内窓取り付け」は、外部の音を遮断できる効果も相まって断熱効果をアップさせるのに有効な方法です。
しかし、「家を建てる」「リフォームを行う」などは大きな費用がかかります。
ここで、お金をかけずに自分でできることをご紹介いたします。
・厚手の長いカーテンを窓につける
・窓ガラスに断熱フィルムを貼る
・夏場は、すだれ・よしずなど、外側から遮熱をする
これを行うだけでも、住宅の省エネ性能は向上するといわれています。
例えば、これらを行うだけで、エアコンの電気料金を抑えることが可能となります。
このように、住宅における省エネ性能の向上も、長期的な視野に立つとさまざまな経済性をもたらしてくれるということが導けます。
全5回、延べ8回にわたり省エネ研修にて得られたお得情報をお伝えしてきました。
省エネ性能の高い電気製品の提案はもちろん、リフォーム工事も当店では承っております。
お気軽にご相談いただけますと幸いです。