【2021年度モデル 新BRAVIA登場】認知特性プロセッサー「XR」搭載
2021年度BRAVIAの新型モデルが、先日発表されました。
新しく6機種が登場いたします。
4月下旬から7月にかけて、順次投入されてまいります。
すでに予約販売もスタートしています。
中でも、認知特性プロセッサー「XR」が搭載される「A90Jシリーズ」「A80Jシリーズ」「X95Jシリーズ」「X90 Jシリーズ」も4月から順次登場いたします。
今年の1月にすでに、米国家電見本市CESにて発表されておりました画像解析技術、「コグニティブプロセッサーXR」が、「認知特性プロセッサー「XR」」として搭載されて登場いたします。
認知特性プロセッサー「XR」とはどんなものなのか、メーカーが謳うひとつめのポイントを見てみましょう。
「認知特性プロセッサー「XR」は、現実世界で人がものを見たときに脳で行われる認識や、音を聴いたときに立体的な音響を感じ取るプロセスを目指した処理を行います。人が映像を見たときに、どこに注目するか(注視点)を検出し、それらを含めた様々な要素を横断的に分析することで映像を最適化し、自然な美しさを実現します」
これまでは「結果」として捉えられてきた人間のものの認識の仕方、感じ方に、人間特有の「プロセス」的要素を組み込む、「過程」として捉える、ここがポイントのようです。その具体的な方法として、映像認識時の注視点を検出しこれに関連する要素をトータルで分析することでプロセス的要素を捉え、最適な映像を自然に表現する、それが「認知特性プロセッサー「XR」」です。
さて今回のプロセッサーは、映像表現だけではありません。
人間の認識は、映像と関係する視覚だけでなく、音に関わる聴覚をも本来的には含まれます。
今回のプロセッサーはこの点にも切り込んでいます。
そのふたつめのポイントを見てみましょう。
「「XR」は映像のみならず音に対しての処理も行います。聴く人を包み込む立体的なサラウンドと、映像の中の被写体から音が聞こえる音像定位感が、実際にその場にいて聴いているかのような臨場感をもたらします」
ここでは、映像と、映像の中の被写体から発せられる音との定位感がさらに強調されています。
すなわち、これまでのBRAVIAは、画質と音質は、その訴求的位置づけとして別々のもの、「画像解析技術」そして「アコースティックサーフィス・アコースティックオーディオ」として訴えられてきました。しかし今回の「XR」は、この技術の支配下に、画質と音質を位置付け、よりトータルな形で最適な映像と音の体験をもたらす提案として登場するということになります。
その他、最新の Google TV を搭載しており、視聴履歴や趣向からユーザーに最適化されたコンテンツが、ホーム画面に表示されます。従来のサービス提供会社別ではなく、「番組」「映画」といったコンテンツ軸で表示されるので、お好みの動画にすばやくアクセスできます。また Google アシスタントを搭載し、音声での操作が可能です。
5月には、ソニーショップの研修会も予定されています。
その際には、機種に触れてみての実際に感じたことをお伝えしたいと思います。