【ソニー ウォークマン Signatureシリーズ】NW-WM1 M2 登場
2016年に登場したウォークマンSignatureシリーズ「WM1」の後継機種がいよいよ登場いたします。
予約販売も開始しています。商品の詳細をご覧いただき、この機会にぜひご利用ください。
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当時の社長であった平井氏の、肝いりという位置づけで開発された「WM1シリーズ」。
その背景もあって、当時のこの商品への開発者たちのこだわりは、凄まじいものでした。
今回登場するこの「WM1シリーズM2」も、当然、それらのこだわりを継承しております。
前回と今回の違いを簡単に比較してみましょう。
総評として、音質に直結する「DSEE」「DSDリマスタリング」、ストリーミングに対応するための「Android OSの搭載」、Aodroid搭載に耐えうる「バッテリーの強化と長時間化」、USB端子のType-C化、などが見て取れます。
昨今のミュージックエンタメ環境に対応した最新機種だな、ということはここから読み取ることができますが、これらからでは読み取ることが難しい、「音質についてのプライド」、いや「音質への執着」あるいは「音質への執念」といっても良いかもしれない、絶え間ないこの領域への問題提起とそれへの挑戦、開発努力、開発の軌跡が、この新モデル「WM1 M2」にも刻まれています。
では、細かく見ていきましょう。
●最高音質を実現するパーツへのこだわり
シャーシの低抵抗化
筐体部
最高音質の実現に向けて、この商品は筐体・シャーシに注目します。「無酸素銅金めっきシャーシ」。シャーシに使用する無酸素銅を99.9%へ純度アップ。不純物を1/4に軽減。伸びのある澄んだ高音、クリアで力強い低音域と、空気感・余韻の表現力を向上させています。
開発者の試行錯誤の過程が私たちの手元に届いています。
「切削加工が困難な無酸素銅を音質を最優先で採用。アルミの約1.5倍の加工時間。総削り出し無酸素銅シャーシ+高純度金メッキ(純度約99.7%) により、音質効果と高剛性を両立。金めっきの下地には、非磁性体の三元合金めっき採用。無酸素銅を採用することで大幅な抵抗値の低減。金メッキにより接触抵抗低減と酸化防止。非磁性めっきにより磁気による影響を抑える。」
背面カバー部
背面に削り出しのアルミシャーシを使用し高剛性を実現。削り出しのアルミにすることでさらなる高剛性化を実現。これによって、透明感と、力強さを表現する。音場も広く、微細音も聴こえます。
さらなる電源強化
音質のために開発された電源部に利用されるコンデンサーです。オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てにFTCAP3を採用。ホーム用据え置きオーディオ機での開発ノウハウを生かし、オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てに耐振動性を向上させることができるFTCAP3を採用。これによって音質向上に寄与。クリアな音質、表現量向上、広い音場を実現します。
高音質はんだ使用
金を添加したはんだを、部品における接合部分すべてに用いることで、高音質化を実現しています。
具体的には、広がりや定位感の向上を実現します。金の添加量については、マイスターが試聴を繰り返し添加量をチューニング。リフローはんだ、手付はんだ部に使用いたしました。
ウォークマン内部のバランス出力用ヘッドホンケーブルの工夫
WM1シリーズでは、この部分にキンバーケーブルを使用していましたが、この部分をさらにグレードアップ。KIMBER KABLE(R)社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造のオーバーバンド用大口径ケーブル(MUC-B20SB1と同仕様)を採用。外部ノイズを遮断し、高品位なオーディオ信号を伝達します。
より力強くなめらかな音質を実現しています。
発振器の工夫
低位相ノイズ品の発振器において、水晶片の電極を金蒸着(通常は銀)で形成することで、楽器の分離、低音の量感をUPさせ、ベールを一枚剥がしたかのような音質を実現。WM1シリーズよりも大きくなった要因はこの点にありますが、その分、性能が向上しています。
●最高音質を実現する技術へのこだわり
DSDリマスタリングエンジン搭載
入力されたすべてのPCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。ソニー独自のアルゴリズムにより元のデータの情報量を損なわず、DSD信号に変換します。「DSDリマスタリングエンジン」はON/OFFが可能なので、好みにより切り替えて使用できます。
5.6MHzから11.2MHzに進化
これは、DMP-Z1にも搭載されている信号変換技術で、これをさらに性能をあげてビルトインいたしました。
DSEE Ultimate搭載
膨大な楽曲データをAI(人工知能)技術により、リアルタイムに楽曲の情景を分析し、最適にハイレゾ級高音質にアップスケーリングします。
ビットの拡張やサンプリング周波数を高め、最大192kHz/32bit相当まで拡張。AI(人工知能)技術を用いることで、曲のタイプを自動で判別、高音域に加えて、微細な音の再現性もさらに向上しました。
●最高音質を実現するデジタル回路とアナログ回路の最適設計
Android搭載でも高音質を実現する設計構造
基板上のオーディオ回路のレイアウトを最適化することで、音質を決定付けるアナログブロックと CPU や内蔵メモリなどを搭載するデジタルブロックの間を物理的に遮断し、音質に影響が及ばないような設計構造を実現しています。
●その他の特徴
大画面化による操作性の向上
5.0インチディスプレイ搭載
ホーム画面と再生画面
バッテリー持続時間
前モデルと比較して約7時間-9時間バッテリー持続時間が向上しています。
接続性へのこだわり
USB Type-C端子による充電速度やデータ転送速度の向上。
大容量バッテリー搭載ながら充電時間も高速化し、利便性向上。
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